
PCの乗り換えや業務環境の変更に伴い、「Thunderbirdで使っていたメールをOutlookで使いたい」というケースは少なくありません。今回は、無料ツール「MailStore Home」を使って、Thunderbirdのメールデータを簡単にOutlookへ移行する方法をご紹介します。
目次
移行に使うツール「MailStore Home」とは?
MailStore Homeは、個人利用で無料のメールアーカイブソフトです。複数のメールクライアントに対応しており、Thunderbirdのデータを簡単にバックアップ・エクスポートできます。
MailStore Homeをインストール
まず、PCに「MailStore Home」をインストールしましょう。
公式サイトから最新版をダウンロード
ダウンロードはこちらをクリックしてください!
ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってインストール
※基本的にインストール先は「パソコン」を選択で問題ないです!
Thunderbirdのメールをアーカイブする
インストールが完了したら、MailStore Homeを起動します。

左側のメニューから「Eメールのアーカイブ」を選択

「Eメールクライアント」から「Mozilla Thunderbird」を選ぶ

「default」を選択し、「次へ」をクリック

「終了」をクリック

「OK」をクリック

右下の「実行」をクリック
注意ポイント

上の画像のようにエラーが発生した場合、下記のとおりに設定を変更して再度試してください!
エラー内容「オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。」

プロファイルの選択を「default-release」を選択して、「次へ」をクリック
その後は、先ほどお伝えした通りに進めます!

Thunderbirdの全メールがアーカイブされます!
Outlook形式にエクスポート
次に、アーカイブしたメールデータをOutlookで読み込める形式(PSTファイル)でエクスポートします。

MailStore Homeの左メニューから「Eメールのエクスポート」を選択

エクスポート形式で「Microsoft Outlook PSTファイル」を選択

なにも設定を変更せずに、「次へ」をクリック

「Eメールを新規または既存のPSTファイルにエクスポート」を選択し「...」をクリック

任意のファイル名を入力し、「保存」をクリック

ファイル名が表示されていることを確認し、「次へ」をクリック

「OK」をクリック

右下の「実行」をクリック

PSTファイルが出力されるまで待ちます!

完了すると上の画像のような表示になります!
Outlookに移行したメールを読み込ませる
エクスポートした .pst
ファイルを、Outlookに認識させるための準備をします。
エクスポートしたPSTファイルを、以下のフォルダに移動します!
「ドキュメント¥Outlook ファイル¥」
※「メールアドレス.pst」といったファイル名を変更します!
Outlookを起動し、メール設定(アカウント追加)を行います。
この時点で、先に設置した .pst
ファイルが自動的に読み込まれ、Thunderbirdで使用していたメールが表示されます。
以上で移行は完了です!
おわりに
以上がThunderbirdからOutlookへのメール移行手順です。MailStore Homeを使えば、複雑な操作をせずにスムーズな移行が可能です。
業務効率を下げないためにも、移行前にバックアップをしっかり取り、安全に作業を行いましょう!
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