
突然パソコンのOSが起動しなくなった場合、非常に焦りますよね。しかし、適切に状況を確認して対応すれば、多くのケースで復旧が可能です。
本記事では、SSDやHDDが認識しているかの確認方法や、リカバリーの手順(特にUSBメディアを使う場合)まで、わかりやすく解説します。
目次
まず確認!OSが起動しないときの症状を整理
起動トラブルにはいくつかパターンがあります
- 電源は入るが黒い画面のまま
- BIOS画面が出るがOSが立ち上がらない
- Windowsのロゴが出てから止まる/再起動を繰り返す
- 「ブートデバイスが見つかりません」などのエラーが表示される
これらの症状から、「ストレージ(SSD/HDD)が認識されていない」「システムファイルが破損している」など、原因をある程度絞ることができます。
SSDやHDDが認識されているかを確認する方法
OSが起動しなくても、BIOS/UEFIにアクセスすることでストレージの状態を確認できます。
BIOSの起動方法
- パソコンの電源を入れる
- メーカーによって異なるキー(例:
F2
,DEL
,ESC
,F10
)を連打してBIOSへ入る - 「Storage」や「Boot」タブを開いて、SSDまたはHDDが表示されているか確認
認識されていない場合の表示例
- 「No Bootable Device」
- ストレージのリストが空白、もしくは「Unknown Device」
この時点でSSDが認識されていない場合は、次の対処に進みましょう。
SSDが認識されていない場合の対処法
物理的な接触不良をチェック
- ノートPCなら裏蓋を開けて、SSDが正しく接続されているか確認
- デスクトップならSATA/電源ケーブルを抜き差ししてみる
対処方法
・修理に出す(保証期間内なら無償対応の可能性あり)
→パソコンを分解するのが怖いという方は修理に出していただいた方が良いかと思います
・自分でSSDを換装してOSを再インストール
→ 自作PC経験者や簡単な分解に慣れている方は試してみてください
SSDが認識されている場合:リカバリーの準備
SSDが正常に認識されている場合、システムファイルが破損している可能性があります。この場合はリカバリー(初期化)が有効です。
必要なもの
- 別の正常なWindowsパソコン
- 8GB以上のUSBメモリ
- Microsoft公式の「メディア作成ツール」
USBメディアからWindowsをリカバリーする手順
ステップ①:USB回復メディアを作成
- Microsoftの公式サイトから「Windows 11 のインストール メディア」をダウンロード
→ 公式ページ - ツールを起動し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択
- 言語・エディション・アーキテクチャを選択し、USBメディアを指定
- 自動でWindowsインストール用USBが作成されます
ステップ②:USBから起動
- 起動しないPCにUSBメディアを差し込む
- BIOSでUSBブートを優先順位の1番に設定
- 保存して再起動するとUSBから起動される
ステップ③:Windowsをリカバリー・再インストール
- 「今すぐインストール」を選択
- 既存のドライブを選び、フォーマットして再インストール
※データはすべて消えます。必要なら先にデータ救出を!
まとめ:焦らず確認&行動を
OSが起動しないトラブルは焦りがちですが、落ち着いてストレージの認識状況を確認することが第一歩です。
- SSDが認識されていない場合:接触チェック or 修理/換装
- SSDが認識されている場合:USBメディアでリカバリー
起動トラブルを自力で解決できると、今後のトラブルにも強くなれます。ぜひ、本記事を参考に対応してみてください!
リカバリー後の初期設定方法について書いてる記事があります!以下から参照してください!
今回の記事が参考になったらブックマークとSNSでの拡散のほどよろしくお願いします!