
このブログは、自分が仕事で忘れないようにするための備忘録として書いています。
Windowsのログイン画面から特定のユーザーアカウント(今回は「user」)を非表示にする方法について、レジストリを使った具体的な手順を残しておきます。
仕事で何度も行う設定なので、自分用のメモとして詳細にまとめました。
同じように困っている方の参考にもなれば幸いです。
目次
なぜ「user」を非表示にしたいのか?
お客様のパソコンでスキャン設定を行っている際、標準のguestアカウントがうまく使えなかったため、スキャン専用のユーザーアカウントを新たに作成しました。
しかし、そのアカウントをログイン画面に表示したままだと、利用者から「このユーザーは何?」と不審がられてしまうことがありました。
そこで、不要な混乱を避けるために、そのスキャン用のユーザーをログイン画面から非表示にする必要がありました。
そこで、レジストリを使ってログイン画面から「user」を隠す方法を使っています。
何度か作業したので、忘れないように詳細な手順をここに書き残しておきます。
レジストリ編集の注意点
- レジストリ編集はWindowsの根幹にかかわるため、誤操作するとシステムが不安定になることがあります。
- 作業前に必ずレジストリのバックアップを取ることが重要です。
- 万が一のため、復旧手順も確認しておくと安心です。
「user」を非表示にする手順(レジストリ操作)
レジストリエディタを開く

- 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開く。
- 「regedit」と入力しEnter。
バックアップをとる(念のため)

- レジストリエディタの左上「ファイル」→「エクスポート」を選択。
- 「すべて」を選び、任意の場所に保存。
以下のレジストリキーを開く
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserList

「UserList」キーがなければ、「SpecialAccounts」を右クリック→「新規」→「キー」で「UserList」を作成。
DWORD値を作成

- 「UserList」を右クリック→「新規」→「DWORD (32ビット)値」を作成。
- 名前を「非表示にしたいuser名」に変更。
- 値のデータを「0」に設定(0が非表示の意味)。
設定を反映させる
- PCを再起動。
- ログイン画面に「非表示にしたいuser名」が表示されなくなっていることを確認。
非表示解除の手順

- 同じレジストリのDWORD値「非表示にしたいuser名」を削除するか、値を「1」に変更。
- 再起動すればログイン画面に表示される。
仕事で使っていて気を付けていることメモ
- この設定は作業PCでよく使うので、レジストリのバックアップは必ず取ることを習慣化しています。
- 管理者権限が必要な作業なので、権限のあるアカウントでログインして作業すること。
- 作業後、必ず再起動して設定が反映されているかチェック。
- 非表示にしても「user」アカウントは削除されないので、必要に応じてコマンドプロンプトや別の方法でログイン可能。
よくある質問
非表示にしたアカウントにログインできない?
ログインは可能です。ログイン画面に表示されないだけで、ユーザー名を手動で入力すればログインできます。
他のアカウントも同じように非表示にできる?
はい。UserListキーに対象のユーザー名でDWORD値を作成し、値を「0」にすれば非表示になります。
Windowsのバージョンは?
Windows 7以降の多くのバージョンで有効ですが、環境によって動作しない場合もあるので注意してください。
まとめ
仕事で何度も使う「user」アカウントの非表示設定を忘れないように、自分用にまとめたレジストリ編集のメモでした。
忘れたときにこのメモを見返して安全に対応できるようにしています。
同じような課題を持つ方にも参考になれば嬉しいです。
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