
ノートパソコンを使っていると、本体が熱くなりすぎて動作が遅くなる・ファンの音が大きくなる・最悪シャットダウンしてしまうといったトラブルに直面することがあります。特に夏場は室温が上がるため、排熱問題に悩む方が非常に多いです。
私の仕事でも、「パソコンが熱くて困っている」「真夏に突然電源が落ちた」という相談をよくいただきます。今回は実際にお客様からいただいたご相談の事例を交えながら、効果的なノートパソコンの排熱対策をご紹介します。
目次
ノートパソコンが熱くなる原因とは?
排熱トラブルは季節や使用環境によって起こりやすくなります。
主な原因は以下の通りです。
- CPUやGPUに負荷のかかる作業(動画編集・ゲーム・CADなど)
- 室温の上昇(夏場は特に深刻)
- 埃の蓄積による通気口の目詰まり
- 机に直置きして通気口が塞がれる
- 長時間の連続使用
こうした要因が重なると、内部の温度が80℃以上になることもあり、性能低下や故障を招くケースがあります。
【事例1】真夏に突然PCがシャットダウンしたお客様
あるお客様から「オンライン会議中にノートパソコンが突然シャットダウンした」とご相談をいただきました。
状況を確認すると、机に直置きで使用しており、さらに排気口に埃が溜まっていました。
この3点を実施したところ、本体温度が安定し、会議中のシャットダウンは発生しなくなったと喜んでいただけました。
おすすめ冷却スタンドを紹介している記事があります。以下からご覧ください。
【事例2】ファンの音が大きくて作業に集中できないお客様
別のお客様からは「パソコンのファンが常に回っていて、音が気になって仕方ない」というご相談を受けました。
調査したところ、常駐アプリが多く、CPUに常時負荷がかかっていたのが原因でした。
結果、ファンの回転数が落ちて音が気にならなくなったとのこと。
「もっと早く相談すればよかった」とのお声をいただきました。
【事例3】バッテリー膨張で発熱がひどかったお客様
発熱トラブルの中には、ハードウェア自体の劣化が原因の場合もあります。
あるお客様は「パソコンがすごく熱い」と持ち込まれましたが、調べてみるとバッテリーが膨張して本体内部に熱がこもっていたケースでした。
この場合は清掃や冷却グッズでは改善できないため、バッテリー交換を提案。交換後は発熱が改善し、安全に利用できるようになりました。
ノートパソコンの排熱対策 7選(実際に効果があった方法)
お客様のサポート経験から、特に効果があった排熱対策をまとめます。
1.冷却ファン付きノートPCクーラーの利用
→ 底面から送風し、本体温度を下げる効果大。
2.机に直置きしない工夫
→ 本やスタンドを利用して底面に隙間を作るだけで、排熱効率が上がる。
3.定期的な埃掃除
→ エアダスターや掃除機の弱風で通気口の埃を除去。
4.室温を下げる
→ エアコン・扇風機で環境温度を下げるのが基本。
5.不要なアプリを終了
→ タスクマネージャーでCPU使用率を確認し、負荷を軽減。
6.電源設定を見直す
→ 「高パフォーマンス」ではなく「バランス」を選択する。
7.バッテリーの状態を確認
→ 膨張や劣化は発熱の原因になるため、早めの交換が必要。
排熱対策をするとこんなメリットがある
- 動作が安定し、急なフリーズやシャットダウンを防げる
- ファンの音が静かになり作業に集中できる
- 本体寿命が延びる(熱は部品劣化の大敵)
- 夏場でも快適に作業できる
- 安心して長時間の作業やオンライン会議ができるようになる
まとめ|お客様から学んだ排熱トラブルの重要性
ノートパソコンの排熱問題は、誰にでも起こり得る身近なトラブルです。
実際に私が対応したお客様も、ちょっとした工夫やメンテナンスで快適に使えるようになりました。
特に夏場は「室温」「埃」「机に直置き」という条件が重なりやすく、排熱トラブルが多発します。
もし「パソコンが熱い」「ファンがうるさい」「突然落ちる」といった症状が出ている場合は、ぜひ今回紹介した対策を試してみてください。
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