
Microsoft Accessは、データベース管理ができる便利なツールですが、「If文ってどう書くの?」「クエリやVBAでどう使えばいいの?」と迷うこともあるかもしれません。この記事では、AccessでのIf文の基本的な使い方から実際の活用例までを分かりやすく解説します。
If文とは?
If文とは、「もし〇〇なら、△△する」という条件分岐を行うための命令文です。Accessでは主に以下の2つの場面で使います!
- クエリやフォーム、レポートの式での条件評価(IIf関数)
- VBA(Visual Basic for Applications)での条件分岐
クエリや式で使うIF文
Accessのクエリやコントロールソースでは、通常のIf文ではなくIIF関数を使用します!
基本構文
IIf(条件, 真の場合の値, 偽の場合の値)
例
たとえば、[売上] フィールドの値が10000以上なら「優良」、それ未満なら「普通」と表示したい場合
IIf([売上]>=10000, "優良", "普通")
この式は、クエリの計算列やフォームのテキストボックスのコントロールソースに使えます!
VBAで使うIf文
フォームやボタンにマクロではなくVBAを使うと、もっと柔軟な処理が可能になります!
基本構文(単一条件)
If 条件 Then
' 条件が真のときの処理
End If
複数条件(ElseIfやElseを使う)
If 条件1 Then
' 条件1が真のとき
ElseIf 条件2 Then
' 条件2が真のとき
Else
' どれにも当てはまらないとき
End If
例
売上によってメッセージを出し分ける例
If Me.売上 >= 10000 Then
MsgBox "優良顧客です。"
ElseIf Me.売上 >= 5000 Then
MsgBox "一般顧客です。"
Else
MsgBox "売上を増やしましょう。"
End If
Accessならではの注意点
IIF関数はすべての引数を評価するため、エラー処理には注意が必要です(例えば0除算など)。
条件分岐が複雑な場合は、Switch関数やVBAを検討すると良いでしょう。
まとめ
AccessでIf文を使いこなせば、より柔軟で実用的なアプリケーションが作れます。まずはシンプルなIIfから始めて、徐々にVBAにも挑戦してみてください!
過去にループ構文の書き方について記事にしています!
気になる方は、下記のリンクを参照してください!!
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