
「スキャナーが動かない!」「複合機でスキャンできない…」
こんな経験はありませんか?
実際、仕事中や急ぎの書類を扱う場面でスキャンができないと、業務の効率が一気に落ちてしまいます。FAXやメールで代用できる場合もありますが、やはりPDF化して送信・保存できる「スキャン機能」は欠かせません。
しかし、スキャンができない原因の多くは ちょっとしたPC設定やネットワークの問題 です。難しい専門知識がなくても、自分で解決できるケースは意外と多いんです。
本記事では、スキャンがうまくいかない時に 必ず確認したい3つの重要ポイント を、初心者でも分かりやすく解説します。
ぜひチェックして、スキャントラブルを最短で解消しましょう!
目次
PCが「プライベートネットワーク」に設定されているか確認しよう
まず最初に確認すべきは ネットワーク設定 です。
Windowsパソコンでは、ネットワークの種類が「パブリック」になっていると、同じネットワーク内のスキャナーや複合機にアクセスできないことがあります。
設定手順


画面右下のネットワークアイコンをクリック

接続しているWi-Fi(または有線LAN)の名前を選択

「ネットワークのプロファイル」が「プライベート」になっているか確認
もし「パブリック」になっている場合は「プライベート」に切り替える
プライベートネットワークにすることで、ファイル共有やスキャン機能がスムーズに使えるようになります。
こうしたケースは非常に多いため、スキャンができないときは まずネットワーク設定を確認するのが鉄則 です。
「パスワード保護共有」を無効にする
次に確認すべきは 共有設定 です。
Windowsには「パスワード保護共有」という機能があります。これが有効になっていると、認証情報を持たないスキャナーや複合機からのアクセスがブロックされてしまうことがあります。
無効化の手順
「コントロールパネル」を開く


「ネットワークと共有センター」 → 「共有の詳細設定の変更」をクリック

「すべてのネットワーク」セクションを展開
「パスワード保護共有」を「オフ」に設定
設定を保存し、PCを再起動
これで、ネットワーク上のスキャナーや複合機と通信できる可能性が高まります。
「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」を有効化する
最後に確認してほしいのが、SMB 1.0の設定 です。
SMB(Server Message Block)は、Windowsでファイル共有やスキャン通信に使われる仕組みです。
特に 古い複合機やスキャナー は「SMB 1.0」を使って通信しているケースが多いため、これが無効化されているとスキャンができません。
有効化の手順(Windows 10/11)


「コントロールパネル」 → 「プログラムと機能」
左メニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択

「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」にチェックを入れる
OKを押してPCを再起動
まとめ:スキャンできない時は「設定チェック」が第一歩!
スキャントラブルの原因は、機械の故障よりも PCやネットワークの設定不備 であることが多いです。
特に以下3つのポイントは必ず確認してください。
これらをチェックするだけで、多くのスキャン問題は解決できます。
プラスワン対策:それでも直らない場合は?
もし上記の設定を確認しても解決しない場合は、次のような追加チェックも有効です。
- スキャナー本体の電源が入っているか
- LANケーブルやWi-Fiが正しく接続されているか
- セキュリティソフトやファイアウォールが通信をブロックしていないか
- ドライバーやスキャナーソフトが最新かどうか
特に ドライバー更新の有無 は見落としがちなポイントです。メーカー公式サイトから最新版をダウンロードして試してみましょう。
今日からできるスキャントラブル対策
スキャンがうまくいかないと、どうしても「機械が壊れたのかな?」と考えがちですが、実際はPCの設定変更だけで直るケースがほとんどです。
本記事で紹介した3つの確認ポイントをチェックして、スムーズにスキャンを再開してください。
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