
パソコンの動作が重い・ウイルス感染・トラブル続出…。そんな時の最終手段が「リカバリー(初期化)」です。
この記事では、Windows 11のリカバリー手順を画像付きでわかりやすく解説します。
目次
- 1 Windows 11のリカバリーとは?
- 2 【重要】リカバリー前にやるべき3つの準備
- 3 【手順解説】Windows 11のリカバリー方法
- 4 設定からリカバリーをする方法
- 5 「設定」から回復オプションを開く
- 6 リセットの種類を選ぶ
- 7 クラウドまたはローカルから再インストール
- 8 最終確認後、リカバリー開始
- 9 事前準備|リカバリーメディアの作成方法
- 10 USBブートからWindows 11をリカバリー(初期化)する手順
- 11 BIOSからUSBブートを選択
- 12 Windowsセットアップを開始
- 13 インストール方法の選択
- 14 リカバリーメディアを使うメリットと注意点
- 15 リカバリー完了後にやるべきこと
- 16 よくある質問(FAQ)
- 17 まとめ|Windows 11のリカバリーは慎重に!
Windows 11のリカバリーとは?
リカバリーとは、Windows 11をインストール直後の状態(工場出荷時)に戻す操作のことです。主に以下のような時に行われます。
- パソコンの動作が著しく重くなった
- ウイルスに感染した可能性がある
- 不具合の原因が特定できない
※ リカバリーはすべてのデータを削除する可能性があるため、事前のバックアップは必須です。
【重要】リカバリー前にやるべき3つの準備
1.データのバックアップ
・デスクトップやドキュメントなど、大切なファイルを外付けHDDやクラウド(OneDriveなど)に保存しましょう。
2.Microsoftアカウントの確認
・リカバリー後にサインインが必要です。ログイン情報を事前に確認しておきましょう。
3.電源ケーブルの接続
・作業中に電源が切れると、システムが壊れる恐れがあります。ノートPCの場合は必ず電源をつなげておきましょう。
【手順解説】Windows 11のリカバリー方法
リカバリーにはいくつか方法があります。今回は2つの方法をお伝えします!
設定からリカバリーをする方法
「設定」から回復オプションを開く

スタートボタン → 「設定」 をクリック

左メニューの「システム」 →「回復」 を選択

「このPCをリセット」項目の【PCをリセット】ボタンをクリック
リセットの種類を選ぶ

・個人用ファイルを保持する
→アプリと設定のみ初期化され、ユーザーデータは残る
・すべて削除する
→データも完全に削除してクリーンインストールされる
基本的に「すべて削除する」が確実ですが、大切なデータがある場合は注意!
クラウドまたはローカルから再インストール

・クラウドからダウンロード
→ インターネット経由で最新版のWindows 11を再インストール
・ローカル再インストール
→ デバイス内にある復元用ファイルを使用(ネット不要)
最終確認後、リカバリー開始
確認画面が表示されたら、「リセット」をクリックして作業開始。
パソコンが再起動し、自動的にリカバリー処理が行われます(30分〜1時間程度)
リカバリーメディア(USB)を使ってWindows 11を再インストールする方法
Windows 11が正常に起動しない、または回復オプションにアクセスできない場合は、USBメモリに作成したリカバリーメディアを使って初期化(クリーンインストール)する方法が有効です。
事前準備|リカバリーメディアの作成方法
作成手順

「Windows 11 のインストールメディアを作成する」の項目から、メディア作成ツール(Media Creation Tool) をダウンロード

「同意する」をクリック

「USBフラッシュドライブ」を選択し「次へ」をクリック
USBメモリを接続して、作成開始(10〜20分程度)
※作成したUSBは「ブータブルメディア(起動可能なUSB)」になります。
USBブートからWindows 11をリカバリー(初期化)する手順
BIOSからUSBブートを選択
リカバリーしたいPCの電源を入れ、「DELキー」や「F12」などでBIOSまたはブートメニューに入る
(※メーカーによって異なる)
「起動デバイス(Boot Device)」として、作成したUSBメモリを選択
Windowsセットアップを開始
「Windowsをインストールします」画面で「次へ」をクリック
「今すぐインストール」ボタンをクリック
「プロダクトキーの入力」画面 → すでにライセンス認証済みなら「プロダクトキーがありません」を選択
Windowsのエディションを選択 → 使用許諾に同意
インストール方法の選択
「カスタム:Windowsのみをインストール(詳細設定)」を選択
→ これにより完全なクリーンインストールが可能になります。
インストール先のドライブ(通常は「ドライブ0」)を選び、「削除」→「次へ」
自動的にインストールが開始され、再起動後に初期設定画面に移行
リカバリーメディアを使うメリットと注意点
リカバリー完了後にやるべきこと
- Windows Updateの実行
- ドライバーの確認と更新
- ウイルス対策ソフトの導入
- 必要なアプリの再インストール
- バックアップしていたデータの復元
よくある質問(FAQ)
Q1. リカバリーしたら元のデータは戻せる?
A. 基本的には戻せません。事前のバックアップがない限り、消えたデータの復元は難しいです。
Q2. リカバリーでウイルスは消えますか?
A. 多くの場合、消えます。ただし、クラウドから再インストールするのがより安全です。
Q3. リカバリーに失敗することはある?
A. 稀にあります。原因は電源切断やディスクエラーなど。失敗時は「インストールメディア(USBなど)」から再セットアップする必要があります。
まとめ|Windows 11のリカバリーは慎重に!
リカバリーには「Windowsの設定から実行する方法」と「USBメディアを使った方法」の2つがあります。
通常は設定からのリセットで十分ですが、起動不能な場合やウイルス・トラブルが深刻な場合は、USBメディアからのクリーンインストールが最適です。
リカバリー後の初期設定方法については以下を参照してください!
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