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【完全ガイド】Windows 11のリカバリー手順|パソコンを初期状態に戻す方法【初心者向け】

パソコンの動作が重い・ウイルス感染・トラブル続出…。そんな時の最終手段が「リカバリー(初期化)」です。
この記事では、Windows 11のリカバリー手順を画像付きでわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • Windows 11のリカバリーとは?
  • リカバリーを実行する前の準備
  • 実際のリカバリー手順,USBブート手順(画像つき解説)
  • リカバリー後にやるべきこと
  • よくある質問(Q&A)

Windows 11のリカバリーとは?

リカバリーとは、Windows 11をインストール直後の状態(工場出荷時)に戻す操作のことです。主に以下のような時に行われます。

  • パソコンの動作が著しく重くなった
  • ウイルスに感染した可能性がある
  • 不具合の原因が特定できない

※ リカバリーはすべてのデータを削除する可能性があるため、事前のバックアップは必須です。

【重要】リカバリー前にやるべき3つの準備

1.データのバックアップ
・デスクトップやドキュメントなど、大切なファイルを外付けHDDやクラウド(OneDriveなど)に保存しましょう。

2.Microsoftアカウントの確認
・リカバリー後にサインインが必要です。ログイン情報を事前に確認しておきましょう。

3.電源ケーブルの接続
・作業中に電源が切れると、システムが壊れる恐れがあります。ノートPCの場合は必ず電源をつなげておきましょう。

【手順解説】Windows 11のリカバリー方法

リカバリーにはいくつか方法があります。今回は2つの方法をお伝えします!

設定からリカバリーをする方法

「設定」から回復オプションを開く

スタートボタン → 「設定」 をクリック

左メニューの「システム」 →「回復」 を選択

このPCをリセット」項目の【PCをリセット】ボタンをクリック

リセットの種類を選ぶ

・個人用ファイルを保持する
 →アプリと設定のみ初期化され、ユーザーデータは残る

・すべて削除する
 →データも完全に削除してクリーンインストールされる

基本的に「すべて削除する」が確実ですが、大切なデータがある場合は注意!

クラウドまたはローカルから再インストール

・クラウドからダウンロード
 → インターネット経由で最新版のWindows 11を再インストール

・ローカル再インストール
 → デバイス内にある復元用ファイルを使用(ネット不要)

最終確認後、リカバリー開始

確認画面が表示されたら、「リセット」をクリックして作業開始。
パソコンが再起動し、自動的にリカバリー処理が行われます(30分〜1時間程度)

リカバリーメディア(USB)を使ってWindows 11を再インストールする方法

Windows 11が正常に起動しない、または回復オプションにアクセスできない場合は、USBメモリに作成したリカバリーメディアを使って初期化(クリーンインストール)する方法が有効です。

事前準備|リカバリーメディアの作成方法

必要なもの

  • 8GB以上のUSBメモリ
  • インターネットに接続された別のWindows PC

作成手順

Windows11ダウンロードサイト(公式)にアクセス

Windows 11 のインストールメディアを作成する」の項目から、メディア作成ツール(Media Creation Tool) をダウンロード

同意する」をクリック

USBフラッシュドライブ」を選択し「次へ」をクリック

USBメモリを接続して、作成開始(10〜20分程度)

※作成したUSBは「ブータブルメディア(起動可能なUSB)」になります。

USBブートからWindows 11をリカバリー(初期化)する手順

BIOSからUSBブートを選択

リカバリーしたいPCの電源を入れ、「DELキー」や「F12」などでBIOSまたはブートメニューに入る
※メーカーによって異なる

「起動デバイス(Boot Device)」として、作成したUSBメモリを選択

Windowsセットアップを開始

Windowsをインストールします」画面で「次へ」をクリック

今すぐインストール」ボタンをクリック

プロダクトキーの入力」画面 → すでにライセンス認証済みなら「プロダクトキーがありません」を選択

Windowsのエディションを選択 → 使用許諾に同意

インストール方法の選択

カスタム:Windowsのみをインストール(詳細設定)」を選択
 → これにより完全なクリーンインストールが可能になります。

インストール先のドライブ(通常は「ドライブ0」)を選び、「削除」→「次へ」

自動的にインストールが開始され、再起動後に初期設定画面に移行

リカバリーメディアを使うメリットと注意点

メリット

  • Windowsが起動しないPCでも初期化できる
  • クリーンな状態でトラブルの元をリセット可能
  • 最新バージョンのWindows 11をインストールできる

注意点

  • USBブートにはBIOS設定が必要(初心者にはややハードルが高い)
  • データは完全に消去されるので、事前バックアップは必須

リカバリー完了後にやるべきこと

  • Windows Updateの実行
  • ドライバーの確認と更新
  • ウイルス対策ソフトの導入
  • 必要なアプリの再インストール
  • バックアップしていたデータの復元

よくある質問(FAQ)

Q1. リカバリーしたら元のデータは戻せる?

A. 基本的には戻せません。事前のバックアップがない限り、消えたデータの復元は難しいです。

Q2. リカバリーでウイルスは消えますか?

A. 多くの場合、消えます。ただし、クラウドから再インストールするのがより安全です。

Q3. リカバリーに失敗することはある?

A. 稀にあります。原因は電源切断やディスクエラーなど。失敗時は「インストールメディア(USBなど)」から再セットアップする必要があります。

まとめ|Windows 11のリカバリーは慎重に!

リカバリーには「Windowsの設定から実行する方法」と「USBメディアを使った方法」の2つがあります。
通常は設定からのリセットで十分ですが、動不能な場合やウイルス・トラブルが深刻な場合は、USBメディアからのクリーンインストールが最適です。

リカバリー後の初期設定方法については以下を参照してください!

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